鳥類はなぜ歯を捨ててクチバシになったのか。

成長し歯を喪失する恐竜がいた。

中国で発見されたケラトサウルスの年齢の異なる13の個体の化石を研究した結果、成長して幼体から成体へ変化する過程で歯が喪失していることがわかった。

ケトラサウルスはリムサウルスの仲間で、鳥類の祖先(獣脚類)と言われている。

現在の魚や両生類でも見られる現象で、哺乳類でありながらクチバシを持つカモノハシにおいてもこの現象が見られる。

食生活の変化で歯が抜け落ちるとも考えられるが、これは化石の骨の化学組成による研究で否定されている。

この発見による研究でリムサウルスが「幼体から成体へ発達する過程として歯がなくなる」ということの裏付けになる可能性がある。

つまり現在の鳥類に歯がないのはこういった進化の過程を経てなのだと言えることになる。

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