キャリブレーションに使われる星
かに星雲は1000年くらい前に爆発した超新星の残骸で中心に中性子星(恒星が超新星爆発してガスが吹き飛んだ後に残る核で超高密度の天体)がある。強力な電波やX線を出していて、超高速で自転している為、電波がパルス状に発信されるのでパルサーと呼ばれる。
最近2つ記事があって、ガンマ線バーストが観測されたという記事と、かにパルサーの電波(X線を含む)は実は一定ではなかったという記事を見た。
興味をもったのは一定でなかったという方。この記事に「かに星雲のパルサーはX線のキャリブレーションに使われていたが毎年の光量が一定でないことと最近のガンマ線フレアで見直しの気運が高まっている」とあった。
かに星雲のパルサーがX線のキャリブレーションに使われている? 何のX線のキャリブレーション(較正)に使われるのか?
調べたらX線天文学のX線測定というのがあって、主に人工衛星に測定機器を積んで天体を観測するんだけど、その測定機器の調整に使われるらしい。近いので明るく(電波が強い)一定であることから基準として最適だったということ。
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